
古き良きハワイのノスタルジーが残る1995年のハワイ島コナ空港。
ニューヨークJFK国際空港から当時まだドメスティックだったコナ空港に到着したナザレ。
壮大な海と地球のエネルギーが満ち溢れる溶岩の黒い大地、透き通った空気、穏やかな空がニューヨークでのハードスケジュールにより、ダウンしていたナザレを迎えてくれた。
翌日から、日課の朝のジョギング、午前中はゴルフ、午後になると海岸沿いのホテルのプールで日光浴をしながら、アイディアの整理、夕方には海岸線のお気に入りのレストランでトワイライトと共に夕食。
オレンジ、ゴールド、パープル、と空の色が変化して行き、音もなく水平線の向こうに沈む大きな太陽。
そして、日没の数分間には、その余韻で深い紫色に染まる太平洋の景色はこの上ない極上のひととき。
美しい星、地球。太陽との絶妙のバランスが生み出す奇跡がここにある。
ナザレはこの美しい地球の奇跡を体感するために何度でもここにくる。
実はナザレは紫外線アレルギーを持っていた。海に行けば肌は真っ赤になり、夜には全身が水泡になっていた。
ナザレは大好きなハワイを存分に楽しむためには、そんなことは大きな問題ではないことを知っていた。
ある日、ナザレは、ノースリーブのシャツにショートパンツ姿でマウナラニゴルフコースのTグランドに立ち、「もう紫外線には負けない、太陽光線が大好き!」と叫んでTショットを打った。
当日から、ナザレの肌は全く赤くならず、自然に太陽光線を吸収し小麦色にこんがりと日焼けしていった。
それは、幼少期の後天的な負の記憶から、「私は肌が弱いから日焼けすると後で大変なことになる」との意識が、紫外線アレルギーを引き寄せていただけだった。
それ以来、ナザレは60回以上、自らのエネルギーを上げるためにハワイ州を訪れている。
全ては自分発信、そして、何度も繰り返して来た長い道のりの輪廻の中で、私たちは、過去性の「先天的因果」を解消するために今世この地球にあり、それをひとつひとつクリアにして、魂を研きながら、心身ともに成長し、満たされる未来へ歩いていく。
ひとたび因果を解消すると、魂は研かれ次のステージに上昇する。
それが、魂の輪廻と転生の宇宙のアルゴリズムなのです。