
ナザレは、音楽と絵を描くことが大好きな少女。
いつの間にかナザレの絵と作文は数々のコンテストで表彰され、それらは自宅に帰ってくることはなく学校やl公共機関のどこかで飾られ天才と称されるようになっていた。
そして、いつもの大人たちからの質問、大きくなったら何になるの?
うーん、やっぱり社長かなぁ。
ナザレは、大人になったら社長になって世界のフィールドで仕事すると決めていた。
何故か不思議と気付いた時にはすでにはっきりとした映像でイメージができていたのです。
画家になっても収入なさそうだし、音楽でお金を得る方法は全く見当がつかない。
杉山を所有し炭を製造する実業家だった祖父から、おとぎ話に例えて、正しい商いの在り方と帝王学を教えられたナザレの目に映し出される未来はとても壮大かつ現実的な未来。
UFOが素敵な映像を見せてくれた影響なのか、既に真我が目覚めていたのか未だに分からない
でも、当時見ていた映像は四半世紀の歳月の中で確実に現実の世界へと誘われた。
祖父の教え
1.コツコツと正しい努力をすること
2.優良な品質の商品を販売すること
3.お金が一定の周期で巡る仕組みをつくること
それは祖父が所有する杉山の伐採で得るお金の循環、即ち、大自然の営みの中で樹木を育てることと同じであること
極め付けの番外
女子たるもの相続権なし。
同じ塾生だった弟が全ての相続権を持ち、ナザレのものは何もないことがごく普通であること。
祖父が天空界に旅立って40年が経過した今でも、ナザレは祖父の教えをバイブルとして冒険の旅を続けている。
そして、今、少女ナザレが夢見た音楽と作家の道をここアメリカでプロとして次の四半世紀に向けて歩いている。
簡単ではないかもしれない、でも少女ナザレからあなたならできるよ。と声が聞こえてくる。